機種選びは重要です | 高速データ通信の性能UP
機種選びを間違うと、ワイマックスでは取り返しのつかない後悔につながります。契約時の機種選びでは注意しましょう。
あなたは au 4G/LTE (ハイスピードプラスエリアモード)を使いますか?
- HSP(ハイスピードプラスエリアモード)をメインで使いたい。
- 普段はWiMAX 2+を使い、つながりにくくなったらHSPを使う。
- 追加料金をとられるので使わない。WiMAX 2+だけでなんとか使う。
以上の3つの使い方の内、一つに決めておくと機種選びが楽になりますよ。
注意点をまず一つ。WX02やWX01というNECの機種ではHSPが使えません。WiMAX 2+(及び自動切換え時の旧WiMAX)のみ使えます。追加料金以前に、端末がau 4G/LTE回線(HSP)を受信できない仕様になっているからです。
二つ目の注意点。月の途中でHSPを使い始めたら追加料金(1,005円+税)がかかるのはご存知だと思います。それに加えて、たとえギガ放題(3日で3GB制限)オプションプランを有効にしていても、HSPを使った月は制限が月7GBになります。しかもHSPとWiMAX 2+の合計通信量で計算されてしまいますから要注意です。
つまりHSP使う月は、たとえギガ放題でも月7GB制限だということを覚えておきましょう。
三つ目。ワイマックス(WiMAX 2+)を一度契約してしまうと通常2年契約になりますが、機種変更は基本できないということです。だからもしWiMAX 2+だけ使うつもりで使い始めて速度が思わしくなくても、W01のようなHSP対応機種に後から替えることができません。
モバイル回線の性能を生かした機種選びをすべき
大は小を兼ねる と言いますが、それならHSP対応機種のW01(HUQWEI製)しか選択肢がないのでしょうか?いえ、そうではないと思いますよ。むしろモバイル回線を生かした機種選びを行うべきです。
WiMAX 2+でギガ放題(追加料金が発生して月7GBしか使えなくなるHSPを使わない)という使い方をするなら、むしろW01を選ばない方が正解です。
確かに両者(WiMAX 2+と au 4G/LTE)では回線の周波数帯(GHz)が異なり、ひいては受信感度に差があります。部屋内で使うとか、WiMAX 2+があまり対応していないエリアで使うなら、au 4G/LTE(HSP)があるとつながりやすい。でも、WiMAX 2+だけで使う(特にギガ放題でたっぷりネットしたい)なら、HSPという選択肢はむしろは捨て去るべきです。
年に数回、出張や帰省でWiMAX 2+に不都合のありそうな地域で使う。それならHSP対応機種を選ぶのもやむなしかもしれません。その場合HSP(au 4G/LTE)を使う月はギガ放題が事実上無効になる(月7GB制限に下方修正される)のですが、そのほかの月はHSPナシでWiMAX 2+のみでギガ放題を使えばよいでしょう。
どちらの回線をメインにするかで機種選びが変わる
簡単に言ってしまえば、WiMAX 2+ vs au 4G/LTE というメインのモバイル回線選びは、機種選びだとWX02/WX01 vs W01(などHSP対応機種)となります。
- 都会や都市部近郊メインで使うなら
- WX02かWX01でHSPを排除し、WiMAX 2+メインで使う。
- W01でHSPも使えるようにしておく。普段はWiMAX 2+のみ使う。
- ギガ放題でたっぷり使いたいから、W01でHSPはありえない。
- 主に田舎・過疎地域つまりWiMAX 2+非対応エリアで使う
- HSPをメインで使うため、機種はW01を選ぶ。
- ワイマックス以外のモバイル回線・機種を検討する。
- モバイル回線はスマホのテザリングで使い、自宅回線をむしろ充実させる。
- 都市部でも田舎・過疎地域でも両方何とか使いたい
- WX02かWX01でWiMAX 2+のみで使い、過疎地域でもしつながらなくてもその時はあきらめる。
- W01でイザというときはHSPを使える状態で契約。できるだけWiMAX 2+で使う。
- (もしあれば)他のモバイル回線を再検討する。
- 田舎・過疎地域はまれにしか行かないので、その時は予備としてドコモ系のプリペイドや格安SIM持参で対処する(対応機種は必要)。
都会でたっぷり使うか、田舎に行っても確実に使うか
今までの見方は絶対ではありません。つまり都会で使うならWiMAX 2+、田舎・過疎地域ならau 4G/LTEという捉(とら)え方はあくまで一般論ですので例外もあります。
例えば都会や政令指定都市などでもWiMAX 2+がつながりにくい地域や環境がありえますし、逆に郊外レベルではたとえ田舎の印象があってもHSPが不要でWiMAX 2+がガンガン使える可能性もあります。
ともあれ最低でもエリアチェックは回線別(WiMAX 2+/au 4G LTE) に実施しておきましょう。速度チェックは契約前の実機テストができるなら理想的です。